新辅助化学放射線療法にPD1遮断を追加した直腸癌手術への影響:無作為化POLARSTAR試験の事後分析
背景紹介 直腸癌は世界で3番目に多いがんタイプであり、特に東アジア地域で疾病負担が最も重い。中国では、新たに診断された大腸癌の47%が直腸癌であり、そのうち70%が診断時に局所進行期(II/III期)である。長年にわたり、新補助化学放射線療法(CRT)と全直腸間膜切除術(TME)の併用は、局所進行期直腸癌(LARC)の標準治療法であった。しかし、全補助療法(TNT)や新補助免疫療法などの新しい治療法の登場により、治療法は進化し続けている。 PD1阻害剤は免疫療法の一種として、局所進行期直腸癌の病理学的完全奏効率(pCR)を大幅に向上させることが証明されている。しかし、TME手術への影響はまだ明確ではない。したがって、本研究は、PD1阻害剤を新補助化学放射線療法に追加することが直腸癌手術、特に...