全スライド画像に基づく結腸直腸癌の生存率予測のための三次リンパ構造の比較分析
大腸癌(Colorectal Cancer, CRC)は世界的に発症率が高い悪性腫瘍の一つであり、その予後は腫瘍微小環境中の免疫反応と密接に関連しています。近年、三次リンパ構造(Tertiary Lymphoid Structures, TLS)が腫瘍微小環境の重要な構成要素として、患者の良好な予後と関連していると考えられています。TLSはB細胞とT細胞からなる免疫細胞の集合体で、二次リンパ器官(Secondary Lymphoid Organs, SLO)に類似しており、非リンパ組織中に形成され、慢性炎症や腫瘍環境で重要な役割を果たします。これまでの研究でTLSの存在が多くの固形腫瘍の予後改善と関連していることが示されていますが、大腸癌における具体的な役割はまだ十分に研究されておらず、TL...