早期エストロゲン受容体陽性乳癌におけるネオアジュバントニボルマブと化学療法のランダム化第3相試験
Nivolumabと化学療法を組み合わせた早期エストロゲン受容体陽性乳がんにおける新規補助療法の研究 学術的背景 乳がんは世界中の女性において最も一般的ながんの一つであり、その中でもエストロゲン受容体陽性(ER+)かつヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2−)の乳がんが大多数の症例を占めています。ER+/HER2−乳がんは内分泌療法に対して感受性があるものの、特に高リスク患者において、化学療法による病理学的完全奏効率(pCR)は低いです。近年、免疫チェックポイント阻害剤はさまざまながん治療で顕著な効果を示しており、特にトリプルネガティブ乳がん(TNBC)において注目されています。しかし、そのER+/HER2−乳がんにおける役割についてはまだ明確ではありません。 本研究は、早期高リスクER+/...